モアイ像 日本でみるなら宮崎県サンメッセ日南のモアイ像

日本にあるモアイ像

モアイ像が好き。本音はイースター島へいって本物をみてみたいのですが、なかなか難しい。
そこで日本でみられるモアイを探してみることにしました。
モアイ像を日本でみるのはどこがベストか。

昔から未確認生物やオーパーツなどが好きで、その中でもモアイ像はそのデザイン、サイズ、建造された場所など謎要素が強くワクワク感がすごい。
中学生の時、お面を作る授業ではモアイの面を作りひたすらニスを塗り、CG制作は3Dソフトでモアイ像を創った。
その時、モアイ像についてアレコレ調べているとさらに興味がわいたのでした。

モアイ像が見たい 日本で

「モアイ像が見たい。」となると現地に行くしかないわけですが、モアイ像が建っている場所は、チリ共和国のイースター島(式名はパスクア島)。
日本のほぼ裏側。
そのため、イースター島へ行くには、日本からタヒチのパペーテ経由で行くかチリのサンチャゴ経由で行くしかありません。

ルートにもよりますが、移動時間は日本からタヒチまで約11時間。タヒチからイースター島まで約5時間。
金額は、成田からイースター島の往復航空券で 30万円(季節変動有)くらいかかるようです。
あとは、海外ということもあり黄熱病の予防接種も必要になるでしょう。

・・・いろいろと大変です。
なので、もっと身近で見れないかと考えたわけです。

モアイ像 日本にもあります

「モアイ像 日本」と検索すれば、出てくる出てくる日本のモアイ。便利な時代になりましたね。
意外と多い日本のモアイ像。
さて、どこのモアイを見に行こうか。

東京都渋谷区のモアイ像

日本のモアイ像で一番メジャーなのではないでしょうか、渋谷のモアイ。正確にはモヤイ像ですが。
設置されている場所は、東京都渋谷区の渋谷駅南口。

1980年(昭和55年)に、新島の東京都移管100年を記念して、新島から渋谷区へ寄贈されたものでイースター島のモアイ像に似ているが、胴体部分はなくウェーブのかかった頭髪を加えたようなデザインとなっている。
バス停側とコインロッカー側で、2種類の顔を持つのも特徴となっている。
東急百貨店東横店を挟んで忠犬ハチ公像の反対側にあり、待ち合わせスポットのひとつとなっている。休日の夕方などには混雑するが、通行人の多い交差点に近接するハチ公像前よりは幾分空いている場合が多い。
以前、ルパン三世に盗まれたことがある。

東京駅からのアクセス
JR山手線外回り・品川・渋谷方面で渋谷駅下車 南口徒歩1分
東京都渋谷区道玄坂1丁目1

東京都大田区の蒲田モアイ像

東京都大田区の蒲田駅東口駅前広場に存在しています。
蒲田には元々二体が寄贈されて置かれていましたが、現在では一体のみとなっている。もう一体のモヤイ像は長らく倉庫に眠っていた。

1998年、所ジョージが司会を務めるテレビ番組『所的蛇足講座』で取り上げられ、番組を通じて日本各地に貰い手を募集したところ、3000通もの応募があったという。
抽選の結果、青森県深浦町が当選しモヤイ像は現地に運ばれた。町内の観光施設「ウェスパ椿山」に設置され、観光の目玉となっている。

東京駅からのアクセス
JR京浜東北線・蒲田行で蒲田下車 徒歩1分
東京都大田区蒲田5 蒲田駅東口駅前広場

青森県ウェスパ椿山のモアイ像

前面、背面にそれぞれ顔が付いています。片方は女性、もう片方は男性のモアイ像。
女性は貴重な動植物が生息する世界自然遺産「白神山地」を、男性は雄大な日本海を見守っています。

宮城県のモアイ像(全7か所)

宮城県の南三陸町には、イースター島から世界で初めて贈呈された本物のモアイ像があります。
このモアイ像には歴史的経緯があります。1960年のチリ地震津波での被害を後世にも伝えようと、30年後の1990年に国鳥コンドルの碑がチリから贈られ、1991年には南三陸町がふるさと創生事業の一環としてチリ人彫刻家に依頼して創ったイースター島のモアイが、志津川地区の松原公園に設置されました。
その後の東日本大震災で公園が被災し、モアイ像も流出しました。のちにモアイ像の頭部は発見され、高校の敷地内に移設されました。そんな状況でイースター島の長老会が、新たなモアイ像を贈ろうとイースター島の石で造られたモアイ像が寄贈されました。

他にも7か所にモアイスポットがあります。南三陸町観光協会のページにモアイスポットの記載のあるマップがありますので、確認しておくといいでしょう。

東京駅からのアクセス
最寄駅は柳津駅。柳津駅からは振替の路線バス、もしくはタクシー会社を利用。
東京から仙台、仙台から小牛田、柳津駅となります。
南三陸ポータルセンター住所:〒986-0768 宮城県本吉郡南三陸町志津川字御前下51-1

香川県のモアイ像

建造されたには理由がじつに興味深いワケありモアイ。
実はこのモアイ像、イースター島のモアイ像復旧のため(後述)練習用として造られたモアイ像なのです。つまり、現代技術でゼロから作られたモアイ像。

プライバシー保護の観点からか、Googleマップではぼかしあり。

東京駅からのアクセス
羽田空港から香川県へ。高松空港からは、高速バスのようです。
香川県高松市女木町15−22

福岡県のモアイ像

どうやら屋根の無い博物館とのこと。世界各地の代表的な石像を、レプリカ(複製)を展示しているようです。4つのゾーンがあり、その中の一つに「もやいの道」があります。なかなかいい風合いが出ているかと思います。悪くない。
Googleマップから探しきれなかった。
モアイ像のほかに、スフィンクスなど世界中の有名な石像のレプリカを配した屋外美術館。

東京駅からのアクセス
羽田空港から福岡県へ。JR筑豊本線中間駅から徒歩約1分
福岡県中間市中央2丁目

北海道札幌市南区滝野のモアイ像

真駒内滝野霊園にあるモアイ。
思ったよりもモアイしています。いいじゃないですか。大きいし数も申し分ない。
ただ、白いね。白いなぁ。しかも場所が霊園。観光気分でワイワイって感じにはならなそうである。

モアイの『モ』には未来『アイ』には生きるという意味があり、皆様の生きた証を後世へ永遠に伝承できるように建てられました。大きいものは高さ9.5m重さ120t。その他は高さ6.5m重さ60t。正面入口にはモアイ像がならび墓参の皆様を迎えます。

とのことです。

東京駅からのアクセス
羽田空港から北海道へ。千歳空港からはレンタカーでしょう。一度札幌へ行くか、千歳空港からすぐレンタカーで行くか検討が必要ですかね。
詳細なルートは真駒内滝野霊園アクセスページから確認できます。
北海道札の真駒内滝野霊園
〒005-0862 札幌市南区滝野2番地
電話:011-592-1223(受付時間:9時~16時)

宮崎県サンメッセ日南のモアイ像

もう日本でモアイ像ならここで決まりではないでしょうか。イースター島公式認定、宮崎県サンメッセ日南のモアイ像。
岸壁にたたずむ感じもそれらしくていいじゃないですか。

イースター島のモアイ修復プロジェクトに日本企業の株式会社タダノが関わり、見事イースター島のモアイを修復したそうです。その後、イースター島のモアイ像のあるラパ・ヌイ国立公園は、世界遺産として登録されました。
このことから、イースター島と同じく海が近く、イースター島と近い条件でモアイ像をたてることができる日南市にレプリカ像を作ることをイースター島の長老会が許可し、めでたく日南市のテーマパークにレプリカ像が造られました。

東京駅からのアクセス
羽田空港から宮崎県へ。JR宮崎駅から徒歩1分の宮崎駅前バスセンターへ。宮交バス日南・飫肥行きで1時間27分。サンメッセ日南下車、徒歩すぐ。
宮崎県 サンメッセ日南
〒887-0101 宮崎県日南市 大字宮浦2650
営業時間:9時30分~17時00分
電話:0987-29-1900
定休日:第1・3水曜(8月・祝日を除く)

日本でモアイ像をみたければ宮崎のサンメッセへ

というわけで、「日本でモアイ像がみたければ宮崎サンメッセへ行くといい。」という結論になりました。
しかし、なかなかの立地。九州には行ったことがないので、これを機に行ってみるというのも良いかも。

日本人も関わっていたモアイ像

宮崎のサンメッセ日南のモアイでも触れましたが日本もモアイ像と接点があります。
それが『モアイ修復プロジェクト』。

イースター島のモアイ像ですが、実はほとんどが過去の部族間の争いで倒されていました。
その倒れたモアイを復旧サポートしたのが日本の企業、株式会社タダノでした。

たまたまタダノの社員さんが見ていたクイズ番組で、イースター島の前知事セルジオ・ラプ氏より「モアイをもう一度立たせたい。そのためにクレーンが1台あれば。」とコメントがあり、「自社で製造しているクレーンでモアイ像を立ててあげられないか。」と考え、実際に実行に移されました。

タダノ モアイ修復プロジェクト

株式会社タダノのサイトにも詳しくありますので、興味があれば以下のサイトを見てみてください。
ちょっとレトロなサイトのため、スマホだと見られないかもしれません。

タダノ モアイ修復プロジェクト

私もサイトに目を通してわかったのですが、単純に重機で立て直すだけではなかったようですね。
モアイを起こす時に傷つけない道具(治具)の開発や重機の扱い、メンテナンスなど4ヵ月におよぶ一大事業だったようです。申請手続きなど考えるともっと時間はかかったのではないでしょうか。