エイリアンコヴェナントでさらにエイリアンの種類が増えたので、この機会に今までのエイリアンシリーズに登場したエイリアンの種類を映画の製作順に『エイリアン』からまとめてみようと思います。
また、エイリアンシリーズ全体を通して不完全な後付設定が多いため「これが正しい」とは必ずしも言えませんが、その不完全さを妄想して楽しめるのもエイリアンの魅力なのかなと思います。
グロっぽい画像(あくまでエイリアンのワンシーン)や、それぞれのエイリアン映画のネタバレも含みますので、そのつもりでお願いします。また、画像からだと形状が分かり難いものも多いので、Amazonからの画像リンクでフィギアなど引っ張ってきていますのであしからず。
画像:Alien: 6 Film Collection
もくじ
映画 エイリアンに登場するエイリアン
監督はリドリー・スコット。後に『プロメテウス』、『エイリアン:コヴェナント』とエイリアンシリーズの制作も行います。
エイリアンの卵 エイリアン・エッグ
フェイスハガーを保護する卵のようなもの。単に「エッグ」とも呼ばれることもあります。
このエイリアンエッグ、最初の『エイリアン』と後のエイリアンシリーズで設定が異なります。
その設定は「人間(他の生命体)がエイリアンの卵になる」という設定です。
監督のリドリースコットは、本編では「冗長になる。」と判断し削除したそうですが、ディレクターズカット版で復活しノストロモ号のクルーが卵に変態するシーンを確認することができます。
この「人間の卵化」はエイリアンの生態について重要なポイントですが、シリーズを通してまだ整合性がとれていないようです。
ただ、『プロメテウス』、『エイリアンコヴェナント』で人を侵食する黒い液体がウィルス、細菌といった類と考えるとこの初期設定は活きるかもしれません。
そんなエイリアンエッグですが、名前の通り卵型で上部が花のように開きます。殻のような硬質感はない。映像からはわかりにくいですが、卵に根が生えていて血管や神経のようなものが見られます。半透明で光を当てると中で蠢くフェイスハガーが透けて見えます。
寄生対象(生命体?)が近づくと卵の上部が開き、内部からフェイスハガーが飛び出し襲い掛かります。
これはエイリアンエッグ自体が一つの生命体のような振る舞いをする事を示しています。
日本では「エッグチェンバー」とも呼ばれることもあるようですが、これは「エッグ(卵)チェンバー(chamber 部屋)」と『卵の部屋』を指す言葉。
エイリアンの幼生 フェイスハガー
名前の由来は「Face(顔に)Hugger(張り付くもの)」。
画像:fabpop
動きは非常に素早くカサカサって動きます。宿主となりそうな生物にとびかかり、8本の脚で顔につかまり尻尾を首に巻きつける。
巻きつけた尻尾で首を絞め宿主を気絶させ、フェイスハガーの口のような器官を宿主の口に挿入させエイリアンの胎児を体内に寄生させます。
完全に貼り付かれると人の力で外す事は難しく、脚の切断などしようとしても強酸の体液が噴き出すため除去は難しい。
寄生に成功すると活動を停止し(死ぬ)宿主から簡単に外れる。死亡した後は酸性の血液は中性にかわる。
トラウマ必須 チェストバスター
フェイスハガーによって植え付けられた寄生体が成長した幼体。「Chest(胸を)burster(破壊するもの)」という名前の通り、宿主の体(主に胸部)を突き破って体外へ出てくる。
画像:DCMCM BUZZ
このため宿主は必ず死亡するが、外科手術による摘出も可能のようだが、外科手術によりエイリアンを摘出できた人間は『エイリアン4』のクローン・リプリーのみ。
作品を重ねるごとに潜伏期間が短くなっており、第1作『エイリアン』では数日だったものが『AVP』シリーズに至っては数時間となっている。
元祖エイリアン ビッグチャップ
名前の意味は「大きな額」。
単に「エイリアン」もしくは「ゼノモーフ」とも呼ばれています。
設定上、身長は2m、2.5mくらいで体重は160kg。
特徴的な背中の突起物は呼吸器官。
指は6本で足の指は4本。
尻尾は身長よりも長く、振り回したり先端で突き刺したりと武器のように使用されます。
頭部のデザインは、男性器を基にしている(ギーガーが好んで使用するモチーフ)。
手足は人間よりも長く、歩行に関しては蹠行性(ショコウセイ:前後肢の手足の下面を全部地面につけて歩く方法で、もっとも原始的な歩き方)と趾行性(シコウセイ:かかとを浮かせた爪先立ちの状態で直立した歩き方)の2タイプが見られます。
映像からはわかりませんが、実は頭部が透けていて頭蓋骨が確認できます。
画像:ソフビ貯金箱 エイリアン ビッグチャップ 高さ約20センチ プラスチック製 塗装済み貯金箱
このコトブキヤエイリアンの完成度たるや
是非、リンク先のamazonで拡大してみてほしい。
画像:コトブキヤ ARTFX+ エイリアン ビッグチャップ 1/10スケール PVC製 塗装済み簡易組立フィギュア
エイリアン – アイソレーションに登場するエイリアン
エイリアンのイメージを引き継いだ個体
ゲーム『エイリアン アイソレーション』に登場したエイリアン。ゲーム中では「人殺し」もしくは「エイリアン」と呼ばれる。
基本的なデザインは映画『エイリアン』に登場したビッグチャップを基にしているようですが後脚が趾行性となっており、ゲームの性質上、エイリアンに素早く動いてもらう必要があるためだそうです。
画像:CRAMGAMING
映画 エイリアン2に登場するエイリアン
エイリアンが『蟻や蜂のような生態系』として初めて描かれたのは、『エイリアン2』です。
前作『エイリアン』の卵のくだり(オス、メスの概念はなくエイリアン単体でも生命体を卵へ変態させる事で個体を増やすことが可能)については、触れられていません。
エイリアン・クイーン
エイリアンの女王。はじめてみたときはびっくりました。
大きさは身長約4mほどでサイズは通常のエイリアンの約2倍。腕は4本。
頭部からは2mから3mほどもある冠のような器官が後方に伸びている。
リプリーが卵に火炎放射器を突きつける素振りをみせると、エイリアン・ウォーリアーを退かせたりと卵を守る行動をとります。
リプリーはだまし打ちしますが。
エイリアン・クイーンはスーパーフェイスハガーという100匹に1匹ほどの希少なフェイスハガーからしか生まれないとされている。
ゲーム『Aliens: Colonial Marines』の設定では『エイリアン・ウォーリアーの中から『プレトリアン』へ変態し、クイーンへ成長する』とされています。
Aliens: Colonial Marines (輸入版:北米) – PS3
エイリアン・ウォーリアー
蟻でいうところの兵隊蟻。
群れをなし、食糧の調達や巣を守るために活動しています。獲物がいない時は巣の壁や天井に張り付いて眠り、獲物が近づくと攻撃します。『エイリアン2』で海兵隊たちが襲われるシーンからその様子が確認できます。
知能が高く自動機銃を回避するため天井裏から進行したりと学習能力も高い。
ビッグチャップとは見た目が大きく変わっています。
頭部の半透明のフードのようなものがなくなり、体は外骨格で覆われた昆虫や節操動物のような容貌になりました。
『エイリアン』のビッグチャップにあった眼孔もありません。
背中の突起物と前に突き出た牙も特徴です。
映画 エイリアン3に登場するエイリアン
ドッグ(バンビ)・エイリアン
犬(完全版では牛)に寄生した生体。
チェストバスターの形態が今までのエイリアンのようなミミズタイプと違い、寄生していた犬とほぼ同じ大きさで誕生。その後、犬のように四足歩行で走り去る。
画像:ムービー・マスターピース エイリアン3 1/6スケールフィギュア ドッグエイリアン
クイーンフェイスハガー
発生確率の非常に低い(100体に1体といわれている)スーパーフェイスハガー。
エイリアンシリーズの映画では、その生態については特に言及されていない。
画像:NECA Aliens Series 10 Queen Facehugger Figure [並行輸入品]
クイーンチェストバスター
発生確率の非常に低いスーパーフェイスハガー(クイーンフェイスハガー)から寄生させる個体で潜伏期間が長い。
クイーンエイリアンへ成長する。他のエイリアンはクイーンが寄生している宿主は殺さない(『エイリアン3』より)という習性がある。
映画 エイリアン4に登場するエイリアン
『エイリアン4』は、リプリーがクローンとして再登場します。
クローンリプリーもエイリアン因子が混ざっているため、大きなくくりではエイリアンかもしれません。
ニュー・ウォーリアー
今までのエイリアンより、さらに知能の高いエイリアン。
リプリー(人間)の遺伝子を取り込んだエイリアンクイーンから生まれ、さらに人間に寄生しチェストバスターを介して誕生します。
2重にヒトの遺伝子を引き継いでいるため、他のエイリアンと比較するとより人間の遺伝子を多く含んでいるとも言えます(たぶん)。
水中を泳ぐことからアクア・エイリアンとも呼ばれるているが、ニュー・ウォーリアーとアクアエイリアンは別種という見方もあります。
檻からの逃走には自分たちの酸性の血液を利用し穴をあけ逃走したり、エイリアン調教用の冷凍ガスを人間に使用したりと高い知能をみせた。
従来のエイリアンよりも、より生物的なデザインとなっていて背中の突起が4本、後脚が趾行性、ヒレや水かきがあるなどの違いがある。劇中では体色が黒く見えるが、実際の撮影で使用されたプロップの体色は茶色。
ニューボーン
名称は『新生児』の意味であるが、『新種』という意味も匂わせている。
体格はこれまでのエイリアンと比べてかなり大きい。
指は5本で、眼球とまぶたがある、口にはインナーマウスがなく舌が付いている、乳白色の柔軟な外皮、血液の色が赤、尾がない、胸部には乳房らしきものもあるなど、その外見は人間に近くこれまでのエイリアンとは大きく異なる。
映画 プロメテウスに登場するエイリアン
黒い液体(アンプル)
プロメテウスで明らかになった、おそらく人類の起源となる「エンジニア」。そのエンジニアが創ったと思われる謎の黒い液体。
この液体を口から直接取り込んだエンジニアは、体内組織から浸食され肉体は崩壊しました。
黒い液体に侵されたプロメテウスの船員2名も別の生命体へ変異を遂げます。
エンジニアたちがなぜ、この黒い液体を作ったかは実は明言されていません。
プロメテウスの劇中でも「エンジニアたちは あの黒い液体を地球へ持ち込み、散布するつもり。」とヤネック船長たちが推測しているだけです。
ハンマーピード
遺棄されていたエンジニアの船内に生息していた謎の蛇のような生命体。
フェイスハガー、チェストバスターの原形のようにもみれる。
蛇のような動きで船員の腕へ絡みつき、腕をへし折り口から体内へ潜り込む。
登場時の動きは何だかかわいらしく、その後が気になるところなのですがその後どうなったかは不明。
ハイフィールドの変異体(正式名称不明)
黒い液体に体を侵された人間が変異した姿。
ハイフィールドは、黒い液体の溜まり場で、ホロウェイは、デヴィッドに黒い液体を混入された酒を飲み体内に取り込まれる。
人間の身体機能を凌駕した動きとパワーを見せつけます。
トリロバイト
『プロメテウス』の主人公エリザベスは妊娠できない体なのはずだが、黒い液体に侵されたハイフィールドと性交し数時間で妊娠3カ月と診断される。
あっという間にイカに成長し、エリザベスが自分で機材を使い外科手術で取り出します。
イカ状態で30cmほどだったが、その後も急激な成長を遂げ巨大化していく。
画像:FANDOM
『エイリアン』のフェイスハガーと似た習性をもっているようで、エンジニアを襲い体内に寄生体を生みつけるとその活動を停止した。
あのでかいエンジニアを抑え込むほどの大きさと力を持っている。
乳白色の体色に7本の太い触手、さらに裏面には細い触手を射出する無数の穴と歯の付いた大きな口があるのが特徴。
ディーコン
黒い液体 ハイフィールド(人間) エリザベス・ショウ(人間) エンジニア ディーコン
の流れで生まれた生命体。
チェストバスターの形態はなくこのままの状態で誕生する。また、この状態が成体なのかは明言はない。
画像:Sorpresa Natural: mayo 2015
鋭く尖った頭を持ち、眼球を持たない。
上顎が二重になっており、内側の顎と下顎が突出しエイリアンに近い特徴をもっている。しかしエイリアンの特徴でもある長い尻尾や、第二の顎も完全ではない。表皮も滑らかでエイリアンのような機械的な幾何学模様が存在しない。
エイリアンコヴェナントに登場するエイリアン
黒い胞子
『プロメテウス』とはまた違った形態のエイリアンの素。
テニスボールくらいの大きさで、外部から刺激を加えると?粉末状の粉を噴出する。
粉末状の胞子のような状態で、耳や鼻腔から体内へ侵入し成体へ急速に成長する。
映画『エイリアン:コヴェナント』のパンフレットに『小さな卵状のポッドのかたちで長い年月を不活性なままで過ごせることも含め、生物兵器としての完成度は大きく改良されているといえる。』とある。つまり『プロメテウス』の『黒い液体』よりも高性能に完成したわけだ。
ただ、この『黒い粉』を誰がどのように開発したのか明言されていません。
エンジニアが『黒い液体』とは別に開発したのかもしれません。
もしくは、エンジニアの絶滅(したと思われる)後に、デヴィッドがさまざま改良を重ねた結果なのか。
さらに言えば、黒い液体を散布された後に自然発生したものなのか(パンフレットの文章をそのままの意味でとらえると自然発生は考えにくい)。
ネオモーフ
『プロメテウス』のディーコンに似た形状。
宿主の体内で成長し、背中などから体外へ飛び出す形で誕生する。
エイリアンの蛇のようなチェストバスター形態はなく手足のある形状で生まれてくる。
※草原でコヴェナントクルーから飛び出すネオモーフは蛇のような形状にもみえました。それと、バイオハザード4のリヘナラドールを思い出した。
画像:cartoonbrew
画像:NECA Alien : Covenant – 7 ” Scaleアクションフィギュア – Neomorph
エイリアンエッグ
この『エイリアンコヴェナント』のエイリアンエッグがどのように生み出されたのか。
『エイリアンコヴェナント』を改めてみたところ、デヴィッドが品種改良の末、創り出したようです。
フェイスハガー
今までのエイリアンシリーズ同様に生命体が近づくことで活動をはじめ、フェイスハガーが対象にとびかかります。
チェストバスター
コヴェナント号の艦長代理に寄生し誕生する。
こちらのエイリアンエッグから誕生するチェストバスターも、『エイリアン』の蛇ようなチェストバスターではなく、すでに手足があり成体に近い形状で誕生する。サイズは小さく30cmくらいでしょうか。
ゼノモーフ
映画『エイリアン コヴェナント』にて誕生する原始のエイリアン。
発生経緯不明のエイリアンエッグ コヴェナント号船長 ゼノモーフ
といった流れで誕生。
画像:gigazine
ちなみに、ゼノモーフは『エイリアン2』のゴーマン中尉の任務説明にある「ゼノモーフ(見たことのない変形するもの)」が通称となり、『エイリアン:コヴェナント』で正式採用された。
画像:エイリアン コヴェナント ゼノモーフ 7インチ アクションフィギュア
エイリアンVSプレデター(AVP)に登場するエイリアン
個人的には『エイリアンVSプレデター』はスピンオフのお祭り映画と思っていますが、エイリアンが動いていればそれでいいと思っているので1も2も何度も見ています。
バトル・エイリアン
基本的特徴は映画シリーズのエイリアンと変わらないが、劇中にてプレデターと戦うためこう呼ばれる。体色や、より攻撃的な形状になった鉤爪・尻尾などが他との相違点。ドッグ・エイリアンと同じく天井を床と同じように走るなど、他のウォリアー類を上回る運動能力を持っている。
画像:エイリアンVSプレデター
グリッドエイリアン(アルファエイリアン)
プレデターの武器のネット・ランチャー(拘束する網で鋭利な刃がついている)で拘束され、頭部に網目状の傷が残ったエイリアン。
他のバトルエイリアンより、全体的に戦闘能力が高い演出が見られる。
画像:エイリアンVSプレデター
画像:エイリアン/ 7インチ アクションフィギュア シリーズ7: 2種セット [日本正規品]
エイリアンクイーン
AVPのエイリアンクイーンは拘束具で身動きできなくなっており、定期的な通電で強制的に産卵を促されている状態です。
画像:PlayLoud!!
『エイリアン2』よりも動き回るシーンが多いため、クイーンの活躍をみるためだけでもAVPは価値があったと思います。
プレデリアン・チェストバスター
プレデターの特徴を取り込んだチェストバスター。
AVP2へ続きます。
エイリアンVSプレデター2(AVP2)に登場するエイリアン
ヌーヴェル・ウォーリアー
エイリアン・ウォーリアー。姿形は『エイリアン2』で登場したエイリアン・ウォーリアーと同じ。クイーンではなくプレデリアンによって生み出された個体。プレデリアンによって卵を植えつけられた妊婦の胎児がチェストバスター化したもの。
画像:エイリアンVSプレデター2
画像:ムービー・マスターピース AVP2 エイリアン・ウォーリアー ( 1/6スケールフィギュア)
プレデリアン
おしゃれなドレッドヘアーエイリアン。
プレデターの特徴が色濃く反映されている。
単体で生殖活動が可能で、他の生命体へ卵を植え付ける。
画像:fanpop
身長213cm。割合はエイリアンが85%に対し、プレデターが15%とされる。
人間の妊婦の体内に卵を産み付けられると宿している胎児にエイリアンの遺伝子が組み込まれ、それがチェストバスター(一度に6~8体程の複数で発生)に変換される。
この設定『エイリアン』の「人間を卵へ変態させる」設定に似ていると思いませんか。
エイリアンシリーズを振り返ったうえでエイリアンの起源を考える
エイリアンの起源は何なのか
『プロメテウス』の黒い液体から成体が生まれるまで
黒い液体 ハイフィールド(人間) エリザベス・ショウ(人間) エンジニア ディーコン
となります。
そのため、『黒い液体』から生まれる生命体は『エイリアン』の形状に成長はしないです(たぶん)。
『エイリアンコヴェナント』の黒い胞子から成体が生まれるまで
黒い胞子 コヴェナント乗組員(人間) チェストバスター ネオモーフ
となります。
こちらの流れでも、誕生する生命体は『ネオモーフ』となり『エイリアン』へは続かないです。
『エイリアンコヴェナント』のゼノモーフが生まれるまで
エイリアンエッグ コヴェナント乗組員(人間) チェストバスター ゼノモーフ
となります。
このゼノモーフが生まれる過程が『エイリアン』に繋がる感じがします。
しかし、そうなると『エイリアンコヴェナント』のエイリアンエッグはどのように発生したのでしょうか。
難しく考えなければデヴィッドが生み出したという事でしょう。
もしくは、エンジニアが研究をしていたものを引き継ぐ(奪い取る)形だったのでしょうか。
ハッキリしたことはわかりませんが、黒い液体をベースに様々なDNAと配合(この時にエリザベスも実験体にされた?)を繰り返すことで、意図的もしくは偶発的にエイリアンエッグが生まれたのでしょうかね。
エイリアンコヴェナントのBlu-ray発売にあわせて改めて確認したところ、黒い胞子とエイリアンエッグの誕生について語っていました。
デヴィッドの研究施設?での船長との会話です。
病原体は変異性が高く、あらゆる形態をな成す。
非常に独創的だ。この液体が空気に触れると霧状の微粒子に
10年が過ぎ─
元の病原体と共に残ったのは─
美しき獣たちだ忍耐が大事だ
卵から寄生体が生まれる
遺伝子の“襲撃部隊”だ
宿主を持ち その体内に入り DNAを書き換える
そして最終的に─生み出す
これらの すばらしい融合体を
美しき“コレクション”やがて自分で遺伝子実験を始めた
様々な異種交配だ船長「君が操作(エンジニア)したのか?」
“暇な手は悪魔の仕事場”だ
エイリアンコヴェナントのエイリアンエッグは、デヴィッドが様々な交配の結果、生み出した産物という事ですね、。
エイリアン:コヴェナント [AmazonDVDコレクション] [Blu-ray]
『エイリアン』につながるエイリアンの起源
エンジニアが黒い液体を取り込み、自身を媒体としDNAを地球にばら撒く 人類の誕生 人類がアンドロイドを創り出す 人類とエンジニアの接触(映画プロメテウス) エンジニアが創り出したと思われる黒い液体から、人類の生み出したアンドロイドがエイリアンを生み出す(映画エイリアンコヴェナント) 理由は不明だがエイリアンが宇宙流出 人類(リプリー)が『エイリアン』と接触(映画エイリアン)
といった流れになるのかしら。
とにかく『エイリアンコヴェナント』の流れを解釈していけば、『エイリアン』に繋がっていく線はあるように思えます。