電脳九龍城 ウェアハウス川崎の九龍城再現度が半端なかった

電脳九龍城 川崎

川崎に電脳九龍城というゲームセンターがあります。スラム街「九龍城」(きゅうりゅうじょう)をモチーフに作られたゲームセンターで、きっかけは忘れたけど行きたいと思っていた。 知人に声をかけてみたが誰も一緒に行ってくれる人はなく、ひとりで行く事にした。
さみしい。

あの九龍城が神奈川県 川崎にある

九龍城ってなに?というと、世界最大規模、究極の集合住宅?スラム街かしら。
正確な情報はウィキペディアより。

九龍城砦は、現在の香港・九龍の九龍城地区に造られた城塞、またはその跡地に建てられていた巨大なスラム街を指す呼称。広東語で「ガウロン センツァイ」と呼ばれてきた。 日本では九龍城砦を「九龍城」と呼ぶ場合がある。香港本土では「九龍城」は九龍城砦が存在した一帯の地域名あるいは行政地区名の呼び名である。

引用:九龍城砦 – Wikipedia
イメージはこんな感じ。
九龍城画像:acidcow.com

写真をみると「ああ、これね。」となりませんか。
九龍城内部は200m×150mの非常に狭い地域に約5万人が住んでおり、人口密度は200万人/km2だったとされています。
ようするに九龍城砦のは、東京ドーム(約4万5000人〜5万5000人収容可能)の半分ほどの面積なのに、東京ドームと同規模の人間が住んでいたわけです。

現在、九龍城砦はとり壊され『九龍寨城公園』として公園となり、太極拳やイベントなど各種文化活動も住民と地元役所の手により行われているようです。
もう存在しないし九龍城。そもそも実際の九龍城なんて怖くていけない。しかし、そんな九龍城が都内近郊に再現されているならば行かない手はないわけです。

九龍城を再現したゲームセンター ウェアハウス川崎 電脳九龍城砦へ向かう

そんな九龍城を再現したゲームセンターウェアハウス川崎 電脳九龍城砦。
場所は、神奈川県川崎市川崎区日進町3-7。降車駅は川崎駅。
都内近郊であれば電車を乗り継いで行けば気軽に行けると思います。川崎駅東口から出てヨドバシカメラのある方向に歩き線路沿いに進んでいけば、徒歩で5分~10分くらいで到着です。

ウェアハウス川崎 電脳九龍城は18歳未満入店禁止

注意が必要です。電脳九龍城は時間帯関係なく18歳未満入店禁止です。なにかしら理由があって子連れの場合は、一度電話で確認した方がいいでしょう。

電脳九龍城砦外観

外観からかなりきてますね。

電脳九龍城 ウェアハウス川崎の店内へ

入口

入口は駐輪場側からと道路側からの2つのようで、写真は駐輪場側からの入口。
道沿いの入口と、この丸いデザインの入口と2箇所入口があるようですが、どっちが正面なのかはわかりませんでした。

通路

そんな裏口らしきところから店内に入るとびっくり。
思っていた以上に雰囲気がある。暗い。怖い。
朝早くから行ったという事と、平日という事もあり誰もいない。怖い。

電脳九龍城 2階へ

1階スペースはそれほど広くはなく2階への導線といった程度の広さです。 ただ、1階もかなり雰囲気があり楽しめます。
1階のエレベーターホールはこんな感じ。エレベーターに乗るの忘れてた。

エレベーターホール

エスカレーターはこんな感じ。
エスカレーター自体は安全面のためか一般的の状態のままとなっています。

エレベーター付近

エスカレーターを上る途中の壁も質感、剥がれた広告など非常によくできています。

電脳九龍城のゲームセンターフロアへ

エスカレータを降りるとメインスペース。休憩用の椅子、テーブルが何組かあります。

奥には謎の肉焼き路面店がありますが、こちらも演出です。

2階から3階に吹き抜けとなっていて、見上げると壁面を使って九龍城の建物を再現しています。
ちなみに、見上げるとこんな感じ。

見上げた感じ

この九龍城スペースにあるゲーム筐体は全てレトロゲームで構成されています。
しかも、しっかりメンテナンスもされいて遊ぶことができます。初代ストリートファイターも置いてありました。コイン投入口やレバーもしっかりエイジングされています。

初代ストリートファイター

電脳九龍城 店内は撮影禁止か

エスカレーターを上がった先に、イベント等の掲示板があり「撮影禁止」の文字。
下調べでも「撮影禁止」となっている情報もありましたので、撮影禁止なら仕方ないと思っていましたが、一応店員さんへ確認したところ個人での利用(SNSやホームページ)範囲であれば大丈夫とのこと(2016年5月時点 今後どうなるかは不明ですので一応確認とる方がいいかと)。
企業運営のまとめサイトや、雑誌、はたまたコスプレで撮影など考えているような場合は、事前確認を行った方が良いでしょう。

トイレがヤバい

トイレやばい。これは怖い。
雰囲気味わうために、個室に入ってみましたがちょうど他の方が入ってきて、映画のワンシーンのようにドキドキしてしまうような雰囲気があります。

トイレ
手を洗うのも躊躇ってしまう。

トイレ鏡
ちなみに、女性用トイレはキレイな状態のようです。 男性用も演出でこういった汚れた感じというだけで、実際はキレイなはず。

自動販売機やらクレーンげムまでエイジング

自動販売機までぬかりなく作られています。しかもちゃんと購入できる。

3階から2階を覗くとこんな感じ

2階からエスカレーターで3階へ上がるとメダルゲームコーナー。 3階は龍城砦の演出はなく、吹き抜けから2階を見下ろせるようになっています。

ゲームセンターとしても楽しめる電脳九龍城

写真は撮りませんでしたが、ゲームセンターとしてもしっかり遊べます。
大型のUFOキャッチャーから、音ゲー、対戦ゲーム、シューティングゲームと多数のゲーム機がそろっています。スペースも広く、天井も高いため圧迫感がなく、アミューズメント施設として十分楽しめます。

フロア内ダンスゲームスペース。さすがに朝10時、人はいなかった。

そして電脳九龍城を後に

せっかくなのでストリートファイター4とKOF98とアーケードゲームで遊び、滞在時間わずか1時間程度で電脳九龍城を後にしました。
ちなみに帰りは、最初の写真にあった正面口から出ました。

出入り口ですが、写真のように石の橋?を渡る必要あるので気をつけましょう。
モヤモヤしている場所は、水がはってあるのでスマホとかいじっていると足踏み外します。

出入り口

電脳九龍城 ウェアハウス川崎店へのアクセス

電車でのアクセス
JR川崎駅、京急川崎駅より徒歩10分
住所
〒210-0024 神奈川県川崎市川崎区日進町3-7
電話
044-246-2360(アミューズ)、044-589-9651(ネットカフェ)
アミューズメント営業時間
月曜~金曜 9:00~23:45、土・日・祝日 7:00~23:45
ダーツ、ビリヤード
24時間営業
インターネットカフェ
24時間営業
その他
18歳未満入店不可、撮影は確認

九龍城をモチーフにしたゲームが開発中の模様

川崎店へ行った後にわかったのですが、現在『HK project』として、ネコになり九龍城っぽい巨大な廃墟の中をウロウロできるゲームがフランスのゲームデザイナーによって開発中ということです。 開発者が望む形に作り上げるには数年以上をかかるとのこと。
プラットフォームは「PCと恐らくPS4/Xbox One/CPC6128/Atari 2600・・・」とジョークを交えて伝えています。

もうこのイメージだけでもワクワクします。PS3の『AFRIKA』みたいにただ散策するようなものになるのかしら。

HK project画像:HK Devblog

今後の情報は、公式開発ブログTwitterFacebookにて発信されるようなのでチェックしていきたいところです。