子供がストライダーから自転車へのステップアップが無事完了しました。
ストライダーに乗せたのは、自転車練習でスムーズに乗れるようにするためだったので、最初から補助輪なし!
最終的に自転車に乗れるようになるまで、土日にそれぞれ30分くらいで2~3ヵ月くらいかかったでしょうか。
そんな子供との自転車練習記を残しておきます、何かのヒントになれば。
自転車購入については触れていません。しっかりお店の人と話して、試乗して選べば大丈夫でしょう。ただ、サドルに座った状態でしっかり足がぺたりと着く高さは必要です。たぶんお店の人もそうアドバイスすると思います。
もくじ
子供との自転車練習にあたって考えた事
いざ自転車練習と考えてみましたが「特に急ぐ必要ない。楽しみながら乗れるようになればいいな。」でした。
実際、自転車に乗れるようになっても都内で利用シーンはそれほど多くありません。
また、4、5歳と一緒に公道を自転車で並走できるかといわれたら、まだまだ危険があります。せいぜい広い公園で乗るか、小学生になって友人とちょっとでかける程度でしょう。
乗れるようになっても使う機会があまりないので、急ぐ必要必要がまったくない。
というわけで、週末の土日に30分程度(子供がやる気の場合は付き合えるまで)で、ゆっくり自転車練習をしようと思いました。
子供と自転車練習する場所
のらりくらり子供と自転車の練習をするにあたり、どこで練習するかです。
実は一番の問題です。
ないんですよね、自転車練習できる場所が。
公道、歩道は当然ダメですし、公園は自転車の乗り入れ禁止だったり、小さい子どもが遊んでいたりで難しいもんです。田舎出身の私には盲点でした。幸いにも私は近所に、自転車練習できる広さの公園や、週末のみ歩行者優先となる道路がありましたのでそこで練習しました。ただ、公園はボール遊びしている子供や、小さい子供が多い時は、自転車練習は中止で公園遊びになりましたね。。。
近所に練習スペースがない場合はもう大変ですね。
車があれば自転車積んで練習できる場所まで移動できますが、そもそも車持っていない方も多くいるのでは(私も車は持っていないです)。
ただ、練習場所については周りの環境にあわせるしかないので、それぞれいい場所を見つけるしかないですね。。。
自転車を感じろ!自転車練習最初にやったこと
いざ子供に自転車に乗ってもらおうとしたところ、自転車の重量でフラフラ。
そこで、まずは押してまっすぐ歩いたり、ハンドルを使って曲げてみたり、ストライダーのように蹴って進んだりと、自転車の感触を体で覚えてもらおうと思いました。
公園に行く時、帰る時、自転車はなるべく本人に押してもらうようにしました。
ハンドルと自転車の荷台を押さえてサポート
ストライダーと勝手が違い自転車は“漕ぐ”動作が必要となります。そして“漕ぐ”にはバランスを取りる必要があるわけで、ストライダーとの大きな違いにもなります。
というわけで、とにかくハンドルと荷台を私が支え漕ぐことで自転車が進む事を粛々と練習していきました。
この時はまだ、ブレーキ操作や曲がる事には触れずとにかく直進で進む事のみ集中しました。
ハンドルを離し荷台のみでサポート
漕いで進む事がわかり、何となくバランスがとれるようになってきたと思ったらハンドルのサポートを外し、荷台を支えるのみで直進する練習をしました。
ここがサポーター(私)には一番きつかった。
腰が、痛い。。。
子供の自転車でサドルも低いわけで、こちらは中腰、早歩きのサポートですからね。。。
こういった商品もあるようですが、私は使いませんでした。
この段階初期はまだハンドルをうまく扱えない事もあるので、さっとハンドルもサポートできるようにしながら、短い距離でもいいので「うまくハンドルでバランスをとる」という点を教えてながら進めました。
常にしっかり前を見て運転させる
子供は周りに気を取られると思います。自転車練習の時も例外ではありませんでした。
ちょっとでも気になる事があると、すぐそっちを向いてしまいます。この習性?は、練習中続きましたが、都度根気よく話をしていくことで改善されました。
この「前を見て運転」という当たり前のことですが、しっかり教えておく必要があると思います。
自転車の荷台のみサポートから徐々に手を離す
ある程度荷台のサポートをしていると、バランスがとれてきているのがわかると思います。
そうなったら、徐々に荷台からも手を離してサポートしました。とはいえ、まだ不安定になる時もあるので、すぐに支えられるように私は並走です。大変だった。。。
自転車とブレーキ
私と娘の場合は、このくらいのタイミングからブレーキの存在を教えて少しずつ使う練習を平行で行いました。
自転車初心者なので当然ですが「ブレーキしてー。」と私が言っても、数秒してからブレーキを使います。
聞く → 理解する → ブレーキを握る → ブレーキをかける という流れを踏んでブレーキを使うので数秒のロスがあるわけです。反射的にブレーキを使えるようにする必要があります。
自転車サポート解除
父サポート解除の時がきました。私の役目は漕ぎだす時に支えておくのみ。
その後は、娘が自分でペダルを踏みこみ漕ぎだします。
成功です。無事、自力で直線をサポートなしで数十メートル進むことができました。
ここまでくれば後は直線を走る練習を重ね、バランスを感覚を身に着けながらブレーキや曲がる練習です。
盲点だった自転車の漕ぎはじめ
サポートもほぼ不要になったので後は細かな練習と慣れかなと思ったら盲点が。
自転車の漕ぎはじめです。
ずっと荷台サポートしていたため、自力でバランスをとりペダルを漕ぎはじめる事が出来ていませんでした。
が、大した問題にはなりませんでした。自転車に乗れるようになってきていれば、何度かチャレンジするうちに自然と自力でスタートできるようになりました。
ペダルを漕がない事を教える
自転車はある程度スピードがある方がバランスがとりやすいです。
ただ、子供は必要以上に一生懸命漕いでしまうようでスピードがでます。
そこで「ゆっくりー」とか「スピード落としてー」とかは具体的でなく子供には分かり難いので、ここは「たまにペダルを漕がないでみよう」と話しをしました。
これが良かったのかわかりませんが、スピードの無い状態の自転車をハンドルと体でバランスをとる事が少しずつできた気がします。
バランスが取れるようになれば、曲がる事もそう難しくないでしょう。次は曲がる練習。
自転車で曲がる練習
サポート無しで真っすぐ乗る事ができ、ブレーキもそこそこ使える。
今度は曲がる練習です。
とはいっても、サポート無しで乗れるようになったため、大回りで曲がるようサポートし、徐々に小回りするように練習したらあっという間に曲がる事もできるようになりました。
都合の良い事に、公園にちょうど向かい合わせで木が2本生えていたので、そこを八の字で乗る練習を続けました。
こういったマーカーを並べて練習する手もありますが、まあ必須では無いかなと思います。三角コーンより高さがないので収納しておくのも問題ないかなと。
この頃は私が子供の自転車のちょっと前を走って、その後ろをついてもらい教えていきました。危ない時、最悪自分がぶつかって停められますからね。
子供との自転車練習 最終章
5歳を前に、娘はめでたく一人で自転車に乗れるようになりました。
自転車練習中は、何度か転ぶことはありましたが大きな怪我も無く、誰かに怪我をさせるような事もなく無事自転車練習は完了しました。
ただ当分の間、公道に出る事もないでしょうし、ましてや一人でどこかに乗っていく事はないでしょう。
小学校に上がってから一緒に考える感じかしら。
というわけで、当初の想定通りやはり特に急ぐ必要もなく、ゆっくりじっくり子供と自転車練習ができました。
子供も楽しんで乗れてたようだし、急がずじっくりで良かったと思います。
娘が「坂道はまだむずしいよね」といっているので、次は傾斜のない坂道デビューかしら。