フジコ ドラマの感想と犯人についてネタバレあり

ドラマ フジコ

フジコをHuluでみました。
もともとチェックしていたドラマでタイミングがなく、みていませんでしたがこの間ようやく見てみました。 ネタバレは「フジコ(ドラマ版) ネタバレ」項目に記載しています。 原作は『殺人鬼フジコの衝動』、真梨幸子氏による日本の小説が原作で50万部のベストセラーとなっています。
「凄惨な内容と驚きの仕掛けから映像化不可能」といわれていたようですが、Huluが日本向けサービスにオリジナル作品全6話として映像化しました。現在はTUTAYAでのレンタルもあります。
監督は、『電車男』『赤い糸』の村上正典。
出演は、尾野真千子、谷村美月、リリー・フランキー、浅田美代子、真野響子、丸山智己、高橋努、川島鈴遥。
画像:「フジコ」予告編

フジコ ドラマのあらすじ

一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った11歳の少女フジコ。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「あたしは人生をリセットできる女」―、呟きながら殺害を繰り返していく。なぜ彼女は殺すのか? 誰が彼女の家族を殺したのか? 愛への渇望か、幸せへの執着か、真実が明かされるとき、最高の後味の悪さと驚愕のラストが、観る者を戦慄と慟哭へと突き落とす。

引用 Huluオリジナルドラマ「フジコ」公式サイトより

Hulu公式にドラマフジコの人物相関図があるので引用させてもらいます。最後までみるとこの相関図の関係が変わって見えます。 フジコ相関図画像:Hulu – フジコ

フジコ ドラマは思ったよりも過激なシーンは控えめ

「過激で映像化不可能」とありますが、とはいえ日本向けなので思ったよりは控えめ(直接的な表現は少ないです)。ただ、日本ドラマの通常枠では放送はできないでしょうね。海外ドラマ(ウォーキングデッド、ハンニバル)など見たことがないと衝撃はあるかもしれません。
動画の再生前に「※本作品は青少年の視聴に不適切な描写が含まれますので、ご視聴の際にはご注意ください。」とあるように、目を背けるような凄惨なシーンは少な目ですが大人向けですね。映画『凶悪』や「贖罪」に近い感じのドラマです。

ただ、子どもへの虐待、いじめ等のシーンがあるためそういった部分で目を背けたくなるようなシーンはところどころあります。

ドラマ観る前にあらすじに目を通した方が理解しやすい

私はあらすじなどまったく事前情報なくみたのですが、1話目から話しについていけませんでした。意図的に時系列をバラバラにして構成されているので、どんな話なのか程度のあらすじは目を通したほうが理解しやすいと思います。

ドラマの第1話は幼少期のフジコの話です。
現在と過去が代わるがわる描写されるので登場人物を整理する事が難しかったです。フジコ自身の話をしているのか、フジコの子どもの話をしているのか、はたまたフジコの幼少期の話をしているのか理解するに苦労します。こういう演出なのかもしれませんが、もう少し解りやすく構成できなかったのかしら

当初はHuluの配信でしかみられなかった「フジコ」ですが、TSUTAYAでのレンタルも可能となり全3巻となります。

フジコを最後までみた感想

面白かったです。
平日深夜、みはじめたら続きが気になり3話までその日のうちにみてしまいました。翌日に残りの4話から6話まで全てみました。
ただ理解不足で、どうもラストの解釈がわからなかったので、巻き戻しして何度か見直しました。
ストーリーを追うごとに全貌がわかってくるので、あらすじに目を通す程度にしておき、大きなネタバレなしで見る事をおすすめします。

フジコ 続編『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』

『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』という小説でフジコのその後が描かれています。本屋で手にとっては戻したりを繰り返していましたが、結局読みました。

一本の電話に月刊グローブ編集部は騒然となった。 男女数名を凄絶なリンチの末に殺した罪で起訴されるも無罪判決を勝ち取った下田健太。その母・茂子が独占取材に応じるという。茂子は稀代の殺人鬼として死刑になっ たフジコの育ての親でもあった。 茂子のもとに向かう取材者たちを待ち受けていたものは。50万部突破のベストセラー『殺人鬼フジコの衝動』を超える衝撃と戦慄のラストシーン ! 引用:インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実 – amazon

結論としては、蛇足かなといった印象でした。 amazonレビューでも、同じように書かれている方が結構いるようです。

フジコの謎につつまれていた、黒く暗い部分が明らかにされたことで、サイコパスとしての存在が薄く、軽くなってしまった印象です。

フジコ(ドラマ版) ネタバレ

ドラマ版のフジコについてのネタバレのため不要な方は無視してください。
ドラマ『フジコ』と、小説の『インタビュー・イン・セル 殺人鬼フジコの真実』を読んだうえでのネタバレとなります。

高津区一家殺人事件を起こしたしたのは誰?

殺害はフジコ。
事件隠匿したのは、下田茂子(事件後のフジコを育てた女性)、小坂初代(フジコに娘を殺害された母親、化粧品のセールスレディ)です。
一番はっきりしない謎はこの部分かと思いますが、続編で明言されているので上記の通りで確定です。